会社を出ると、白く曇った夜空が広がっていた。不思議な明るさ。恐ろしく天気の悪い昼間のようにも思えてくる。 どちらでもいい。どちらでもいいけれど、今は夜。と確認しながら歩く。 明日、母が来る。私は死ぬまで母の娘であって、生まれたときから一人の…

色んな顔。服。笑い声。色んな身体。靴。かばん。色んな仕事があって、色んな家族があって。色んな性格と感性が色のよう ねぇ、そういうことだよ

切られた木に芽吹くものは意志か。

千葉に遊びにいくのは、これで２度目。 はじめていったのは２年前の冬だった。 よく晴れた休日に中央線から景色を眺めていると、全てが自分の味方という気がしてくる。たくさん家々。洗濯もの。駅前のビルたち。同じように見えて、同じものはひとつもない。

今日はとにかく寒くって、茨城からの帰りの電車で「白菜食べたい！」と体がリクエストしてきた。 今日は絶対白菜！と。 あと、おととい煮たおいもを早く食べたいという。 教えにならって、立派な里芋を煮てみたのだ。寒い→冬→白菜・根菜 きっとこういう回路…