見ることから逃げず、見られることを恥じない
「直視」が苦手だ。
意識していなかったけど、振り返ってみるとまさにそうだと思う。
嫌なこと、困難なこと、出来てない自分、傷つけ合う衝突、感情を出さなければならない状況。
そういうものに出会いそうになったら、出会ってしまったら、つい逃げてしまっていた。ばっと目を背けてしまう。くせになってた。
直視することで、余計に傷つくと思っていたからだ。
出来るだけ傷つきたくないし、めんどうなことは避けたい。
そう思って、ずいぶんと直視することから逃げてきた。
そのことで、怒られたことも、傷つけたこともある。
でも、最近少しずつ変わってきた。
自分の中で「逃げずに、ちゃんと見る」というキャンペーンが起こっている。
そうすると、とっても不思議だけどなんだか自分の心が、わっと開いていくような感じがする。
直視することで心が開くみたい。
逃げてるときには味わえなかった感覚。
逃げるほうが、よっぽど苦しいわ。
それに、何にもならない。
しかも、私は「見られる」ことも苦手だ。
というか、見られたくないと感じる部分がけっこうある。
心も体も似たような話で、「いやだ」と思ってしまうとなかなか見せられない。
でも、ほんとはちゃんと見てほしかったんだと思う。
恥ずかしくても、安心を土台に、見せていける人に出会った。
弱い面、もっと見せていいんじゃないか。
みんなにも。
受け入れる、とは、ちゃんと見る、ということから始まるのだろう。
見ますよ、もっと。