2009-04-25 タンホイザーとパワーストーン タンホイザーを、始めから終わりまで聴いた。 電気を消して。京都で買ってもらったパワーストーンを右手に握って。すーっと音楽の海に潜った。 CDで、ここまでどきどきするとは思わなかった。 心臓、頭、口の中。どきどきが伝染していく。どんどん身体中の力が抜けていく。 はじめは膝の上においていた手も、重力に逆らえずに膝から滑り落ちた。 右の手のひらがしびれるしびれる。自分でもびっくりした。 まぶたがずんと重くなり、ひとつ向こうの、奥の世界にいった気がした。 石は、とても熱くなっていた。