要約

今日は色んなことを考えた。


私の場合、考えごとは全て経験から始まる。

経験する→感じる→考える→行動する→経験する・・・
この繰り返し。


考えるとは、つまりエッセンスを抽出すること。
経験からエッセンスを抽出することだろうと思う。

それは、「要約」という作業に似ている。



たしか小6のころ、国語の時間はとにかく徹底的に「要約」をやらされた。
文章を段落に分けて、その段落ごとに3行程度で要約する。

これも十分難しいけれど、さらに難しいのは、文章全体をたった一行で「要約」するという課題だった。(要旨だっけ?)


一度、先生にとても褒められたことがある。
褒められたというより、大人の素顔で正面から認めてもらえたような感じがした。
今でもはっきり思い出せるくらい鮮烈な記憶。


とある文章を「要旨」するために、私が使ったあるフレーズ。
それは、「〜を通して」というものだった。


「世界地図を通して、私たちに○○○ということを伝えている。」という風に書いて持っていったら、

「亀川さん。この『通して』という言葉をあなたが選んだというのは、とてもすごいことなのよ。よく見つけたね。これが要旨なのよ。」

と真正面から言われて、そのときは正直「へーそうなんや。」という感じだったけれど、この瞬間から「〜を通して、〜を通じて」という考え方をするようになった。
今でははっきりとそのことを意識している。



つまり、
出来事の「要約」をするということ。
経験からエッセンスを抽出し、余計な感情には振り回されすぎない。
起こったこと事態にこだわるのではなく、その出来事を『通じて』、何を学んでいるのか、に集中してみる。


すべては、メッセージを受けとるための方法なんじゃないか。


音楽を通して。
仕事を通して。
運転を通して。
会話を通して。

どこかから降り注いでくるメッセージたち。



今日はほんとーにいっぱい要約した。
ここ数日とくに濃くて、だからこそ大切に大切にそのエッセンスを抽出したかった。



少しずつ瓶に溜めているので、また書いていけたら、と思います。