幼さ

私は私のことが分かったようで少しも分からない。



とにかくまぁ朝からうじうじとじめじめと考えごと。
ときに腹が立ったりもする。
でもその苛立ちの正体はいまいちつかめない。
言葉に出来なきゃケンカもできない。
そうして過去の色んな出来事にトリップする。
あぁ、あのことと重なってる。うわっ、あのことともつながってる・・
課題を克服できてないからまたこうやって言われてる。
そう思うと自分のことがいやになっちゃったりする。
そうやって何でもつなげて考えてしまうのは私の癖だ。



美味しいもん食べようと思っても、舌に出来た口内炎が痛くって食べるのが辛い。
話すのさえ痛い。いちいち口内炎にあたる。いちいち。もう。私のやる気を口内炎が吸い取っていく。



こんなときほど6歳くらいの私が主役になる。
寒い冬の朝にあったかい布団から出られない子ども。
幼稚園を休む言い訳を考えているみたいだ。


お母さん、なんか風邪ひいたみたい。


そしていつまでもあたたかい布団の中で、その少し後ろめたい気持ちと添い寝する。
布団から出られない子ども。




私はもう、こんな6歳とか14歳の自分に主導権を渡したくないのです。