「ある」という実感
ぴったり肌の合う家を見つけたこと。
内藤礼の空間。女の中の少女。自分のお腹の中に部屋があることの実感。
鎌倉の海。
愛しい人。
三鷹のレストラン。美味しいごはんと店員さんとのやりとり。
西村佳哲さんの本との出会い。叫びたいほどの共感。
すべてが私の核に触れてくる。
頬にぴったりと当てられた手のひらのようだ。触られてみて、はじめてその存在を知る。
とてもとてもとても大切な部分。触られること、自分で触ってみることでしか感じられないもの。
いま、すっかりむき出しになってしまっている。
過去を思い返して、ただ感傷的になっているというわけではない。
未来を想像してわくわくしているけれど、だからといって浮き足立っているだけでもない。
私の中に「ある」。
「ある」という実感。
この感覚をどうやって日常に落とし込めばいいのかわからない。
少し先の未来ではなく、今に生かすにはどうすればいいのだろう。
今をどんな心持で生きようか。
少し、休みたい。なぁ