amor
頭からっぽ状態で電車に乗って、眠くって眠くって。
この心はなんだ。
気になることはたくさんあるようで、
毎日、自分のできないこと、ダメなとこを、あーあれもできんこれもできん
あの人はあんなに素晴らしい。
なんでわたしはいつもこうなん、自分になにができる?
なんもできてない。なんの能力もない。
と嘆いてばかりいつつも、へんな心の重みはなくって。
これはもはや諦めか?
自分放棄か?
でもそう悲しい感じでもないし。
投げ出してるような、やろうとしてるような
ほんとにある意味からっぽの状態。
どうしたい、も、どうなる、も、今はちょっとこっちに置いといて、というような
なんとなく聴いていたipodが、三鷹につく頃いつのまにかシャッフルになっていて、
耳からジプシーキングスのamor,amorが流れた。
あまりにもリズムがよくって、心より先に身体が反応する。
よく昔の自分を思い出していて、
わたしが何かに夢中になったときのこと、
とても真剣だったこと、
必死に考えて考えて、どうにかしようと苦しんだ日々。
あれはそうか、きっとamorってやつか、と思った。
愛じゃちょっと重くってマジメだけど、amorならなんかしっくりくる。
それがきっとわたしの原動力なんだろう
これを聴いていると、自分があまりに恵まれていることの喜びに包まれて、
自分でもちょっとびっくりした
兄は生きて帰るだろうかと、はじめて少し不安になった。