永遠

交差点の横で、学生たちがダウンを着込み義援金を募っていた

大きな呼び声。箱にはたくさんのお札や小銭

じっと見つめながら、わたしは通り過ぎる


その学生たちと人の通りを挟んでちょうど向かい側に、

裸足のホームレス

寒いなか背中を丸め、うずくまる

彼の前に置かれた箱には、5円玉が一枚



この曲を聴いていると、聴きながら街を歩くと、

どうしようもない という言葉がいつも浮かぶ


無力だ、というのでもないし、何かを嘆くような気持ちでもなく、

人が努力をして、工夫をしてやれることはたくさんある。
けれど、

やはりどうしようもない、大きな流れのようなもの

生きる、と、生かされている、のことを思うとき、

人生を諦観するような、

受け入れるしかないことというのが、いつもあるのだという

ある意味での、諦め

安らかさ




身体はモノだ。

モノはいつか必ず壊れる。モノは燃やせば燃えてしまう

それは、みんなが知っていること


永遠を求めるならば、

永遠はきっと、五感だけではキャッチできないところにあるのだと思っている