記憶

わたしには少し速すぎるように感じる新幹線
そのスピードに合うような曲がなかなか見つからない。
ipodをシャッフルにする。窓の外を眺める。目を閉じる。


18時の新幹線ではなかなか寝つけない。
それでも眼をつむっていると、ふいに、日々の、この先の、あらゆる不安が一気に突き上げてくる


わたしには、切れ端にすがるような思い出があって、
それはもはや本当に自分の過去なのかどうかわからないほど時間の経ってしまった記憶


何にどうすがっているのかもわからない、支えのための記憶