止められない
わたしの内側の、何かが成長してきていて、
それなりの度胸というもの。
失敗とか、上手くいかんとか、出来なくてかっこわるいとか、怒られたらいややとか、
今までめちゃくちゃ振り回されてきたけれど、
じつはそんなの、恐れるに足らぬもの。
そんなことより、もっともっと大切にしたいものを、遠慮なく大切にしようという気持ち。
すなわちこれが育ってきている。
両親は敏感に感じ取っていて、
わたしの内側の変化や、突然どかんと大きな決断をさらっとする気質、
もろもろが心配。何かしらの状況の変化を起こそうとしている気配をがんがん感じている模様で
そんなこんなでかかってきた電話。
わたしが結婚さえすれば安心だと思っている母。
とにかく会社さえ辞めなければ大丈夫だと思っている父。
専業主婦として、お金は全て父に任せ、4人の子どもを育てた母。
銀行員として、40年も同じ会社に尽くし、守られ、役員にまでなった父。
だからもっともなアドバイスだと思う。
人は、自分の歩んだ道しか知らない。
わたしだって、死にたくはないし、お金に困りたくはないし、
しかし、こうもうちょい、生き方にはバリエーションというものがあるんじゃないかな。
このまま、すくすくと育ってしまいそうな度胸
止めろといわれても、もう無理のよう
窓を開ければ鳥が鳴いていて、
わたしにはそれが、なにか強い意思表示。
わたしたちでいう言葉よりもさらに強い、
意志のやりとりのように聴こえた