熱
お酒をのんで家に帰って、電話して、そのまま朝まで寝てしまった。
朝にお風呂に入ると、なんだか久しぶりに朝帰りしたみたいな気分だ。
大学の頃はしょっちゅう友だちんちに泊まってた。
とにかく、とにかく一晩中色んな話をした。
どんだけ話しても、全然足りなかった。
明け方、じゃあまたあとでねと言って原チャで帰るとき。
真っ暗だったこともあるし、どしゃぶりだったこともある。
帰ったら家の鍵が空いてなくて、呆然としながら庭で何時間も待ったり。
そういうときに、たまに日の出を見た。
自分だけが知ってるようで、とても特別で、美しかった。
泣いたこともある。
あの頃。
あの熱。
どうしても言いたくてしょうがなかった、あの感じ。
おかしい!!と感じるセンサー
あの頃より広くて実態のつかめないフィールドで、それでも、いやそれだからこそ、解放していきたい。