愛を学ぶ

きのう電話をしていて、その時は全く言葉にできなかったし、カオスの中にいたのだけれど、ゆっくり振り返ってみて「あぁ、愛するってすんごいことなんだなぁ」と思った。
愛するということの、長く続く、くねくねの道のりを見たような気がする。


今までは、誰かを好きになったり、その人と深く関わることで「何か」を学んできた。
恋愛からテーマをもらっていた。
たとえば、信頼とか自信とか勇気とか。もっともっといっぱいある。たくさん感じて、うじうじしながらも色んなことを考えさせられた。

誰かを好きになればやっぱり真剣に悩むし、だからこそ、そういうテーマにも向き合えるようになる。真剣に考えざるをえない、という感じ。向き合い切れないこともあったけど、少なくとも自分の中に、問題意識を持ち続けられた。


つまり、恋愛は、違うテーマを導き出すきっかけで、しかもそのことを真剣に考えさせる原動力みたいなもんだった。


ところが。

きのうの私の感じ方は、何だかそうじゃなかった。


この半年、私は彼から色んな話を聴いてきた。
過去の告白。悩み。とても赤裸々に。
もちろん、その中から一緒に色んなテーマを導き出してきた。
彼が、私が、私たちが、向き合うべきテーマはいっぱいある。
ありすぎるほどある。


しかし、きのうの話はちょっと特別な感じがした。
いや、今までも感じていたけれど、ひとつ実感としてポンとあらわれた。


どうやら私は「愛する」ということそのものを学ぼうとしている。
これは他のテーマには置き換えられない。



あぁ。これは今までで一番でっかいテーマだ。


自分なりの答えをつかむことも、実践することも、とても大変。


どんな状況でも愛を貫けるか。
貫けなかったら、そこまでだ。



さぁいくぜ、って感じです。