時代を生きる。時代をつくる。

坂本龍一を通じて何かのメッセージがばしばし送られていて、でも自分はそれを捉えられずにいた。

ふつふつと湧いてくる何か。


うーん、何だろう。
耳を澄ませてみる。
どうしたの?と自分に問いかけてみる。
でも、いまいちちゃんと語ってくれない。
んーもう何なんだ、、と思いながら過ごしてきた。



今日も、歩きながらずっと問い合わせていた。
で、また仕事帰りに本屋さんへ。

そして、本屋に入った瞬間、自分の中からふと言葉が湧いてきた。


「人は時代につくられている。そして、人が時代をつくっていく」

何だか、はっとした。



どんな時代に生まれてくるかで、人生は全く違うものになる。
生き方は、時代の価値観や常識に左右されるところが多分にある。

でもそれと同時に、どんな時代になっていくかは、いま生きている自分たちにかかっているんだ。



坂本龍一だけでなく、1970〜80年代に対して、私はとんでもないエネルギーを感じる。
文化人たちが日本をリードしていた頃。
権力でも、暴力でもなく、文化の力。人を憧れさせる力。熱狂させる魅力。
そういうエネルギーが、時代を変化させていった。
その象徴として、いま私は坂本龍一に注目しているんだろう。(彼に、そこまでの目的意識はなかったとしても)



自分の人生だけを考えていると、ついスケールが縮こまってしまう。
でも「時代」という視点から自分の人生と対峙してみると、何だか生きるスケールが広がっていく。


私だって、この時代をつくる一員じゃないか。
そんな風に感じた。



私はどこにいこうとして、何をしようとしているのか。
まだはっきりとは分からないけれど、もっと大きなスケールで生きようとしていることは間違いない。



どうせ自分なんか、と思ったらそこで終わっちゃうんだ。
諦めの人生だけは送らないようにしよう。よ!