いざ、東京へ
来年の4月から、東京にいきます。
東京で暮らし、東京で働き、東京で生きていきます。
きっかけは、今年の2月。
「ここでやることは全部やっちゃったって感じがするね」という一言から全てが始まりました。
その瞬間の腑に落ちた感じ、というのを私は一生忘れません。
ほんとうに、もう行き止まりにきている。
底にあった確信が、いきなり意識にのぼってきた瞬間でした。
自分が一番そのことを分かっていたんだと思います。
それから半年ちょっと。
「実家を出て、東京にいく」
最初の熱はすごくて、一刻も早く!という気分になりました。
それを考えるだけでいてもたってもいられないような。
だけど、私にはお金がなかった。
決して少なくないお給料をもらっていながら、1年目は毎月すべて使ってしまっていて貯金はゼロ。
それでも勢いで、9月から行こう!と甘いことを考えていたけれど、最強の友人に「で、貯金いくらあんの?」と手痛い指摘を受け、彼女は貯金目標額とそこから逆算して毎月の収支表を作ってくれて(ほんま最強にいい女です)、
「9月からなんて絶対ムリ!あんた向こういって終わりじゃないんやから。せめて4月にしなさい!それまでにちゃんとお金を貯めること!」
とかなり堅実なアドバイスを受け、目が覚めた私は、ようやく現実的に東京で暮らしていくためのステップを踏み始めました。
それが確か5月ごろのこと。
そうやってこつこつお金を貯める中で、実家を出ること、地元を離れること、東京で生きていくことはどんどん現実的になっていきました。
そうすると、今度はたまらない不安が押し寄せてきました。
家族や友だちや先輩や後輩に、もう簡単には会えなくなる。
そんなこと、想像もしたくない。
あまりにも大切な人たち。
みんなに会えば会うほど、笑えば笑うほど、どんどんきつくなってくる。
「どうしてこんなに最高に心地いい環境から出ようとしてるんだろう」
「本当にそこまでして東京にいきたいの?」
9月。
私は途方もなく悩みました。
果てのないような自問自答の毎日。
…
だけど!
やっぱり私は、どーしても東京にいきたい!
いかなきゃ始まらない!
この10月。
そのきらきら光るような固い気持ちを、私は自分の心の中に見つけました。
4月まで、あと半年。
また何度も悩むような出来事があるかもしれない。
でも、それをクリアするたびに気持ちはどんどん強まっていくだろう。
ふー、ついに言い切った。
もう前進あるのみ!
あっと言う間の半年を、大切に大切に過ごします!