2年の結果

ぼちぼちと、お客さんにお別れの挨拶をしてまわる。
それがこんなに辛いとは、ちょっと想像以上だ。

家族も友だちも、先輩後輩、みんな連絡をすればこれからも会うことができる。
でも、お客さんはそうじゃない。
私たちは友だちではないから。どんなに仲良く、どんなに可愛がっていただいた方でも、それはやっぱりプライベートではない。もう会社の中、学校の中、休憩室の中に「こんにちはー」と入っていくことはできない。

今日、とても仲良くしていた若い女性のお客さんに転勤のご挨拶をして、今までほんとうにありがとうございました。お元気で!と言ってお別れをしたあと、背中を向けたらぼたぼた泣けてきた。急いで立ち去る。振り返ることができない。



この仕事で、いったいどれだけ素晴らしい人たちに出会えただろうと思う。
ただのビジネスライクでない、心の交流。
「人」というものに何度も感動した。
くだらないこともいっぱい話したし、ただ笑ってそれで終わりという日もたくさんあった。
お客さんに会いにいくのが億劫な日もあった。

でも、ほんと。ほんとに世の中って捨てたもんじゃない。
どんなとこにも人がいて、みんなそれぞれいろんなことを感じて考えて生きている。
つまんなそーな顔をしてる人が、話しかけてみるとめちゃくちゃおもしろかったり。
家族をとても大切に思っていること。
ちゃんとした保障を持っている方や、大きな保障をご契約いただく方にお会いするたびに、あぁ家族のことをほんとに愛してるんだなぁと思った。
きっと反抗期であろう中学生くらいの子どもたちに伝えたいくらいだ。
お父さんは何かあってもあなたがちゃんと生きていけるように、毎月毎月お金を払っているんだよ!
それは愛がなきゃできないよ!



みなさんが応援してくださる。
「新しいところでも、がんばれよ!!」
「こちらこそ、今まで本当にありがとう。」
この2年間の結果なら、とてもとても嬉しい。
数字より大切な結果だと思う。





転勤は自分で決めたんだもの。
ちゃんとお別れしていこう。