花は、服を着た女の人だ。

服と花びらは同じ。
色、質感、厚み。いろいろあって、全て美しい。

自分好みの花があると、眼を離せない。



ずーっと花に興味をもてなかった。
ほとんど通り過ぎていた。

美しさを頭で理解しようとしていたけれど、そんなの上手くいくわけない。
そういうもんじゃないもの。


今はすーっと心に入ってくる。
美しさだけじゃなく、花の生命がすーっと口から入ってくる。



男の人って、女をこんな風に見つめているのだろうか。