時代と、今日と

日々をざっくりと捉らえ、かつ一日一日を細かく感じて生きる。
そのふたつの感覚を併せ持ちたいと思っている。

たとえば、休日は信じられないくらい楽しい。幸せ。平日は憂鬱。休日を待ち焦がれる。

しかし、休日のなかに憂鬱が潜んでいることもあるし、平日にだって嬉しいことはたくさんある。


東京に来る前、ざっくりと描いていた東京での生活があって、今の私はその日々を生きている。
ざっくりと描いていた生活の中を生きているという事実。
そういうことが人生なのか。


今の日々にタイトルをつけるなら「会社員時代」「三鷹時代」その他いくつか。
振り返るとき、私は今の日々をこう呼ぶだろう。
こう呼べる日々だから。
私の人生、死ぬまで状況が変わらないわけがないから。
移り変わってゆくから。

生きている今からこの日々を、ひとつの時代としてざっくりと捉らえる。
そんな感覚がうっすらとある。

出来事に一喜一憂せず、振り回されず、自分史の「ここの時代」を生きてると感じながら、かつ、日々の出来事を細やかに感じ、一日を「楽しい」「憂鬱」とまとめないで、平日・休日の分類をやめ、多くのことを味わって生きる。

それが理想。