自由と共生

夕方、自転車で近所をサイクリング。
昼間よりも風が涼しく、気持ちがいい。

私の自転車は、ビアンキという非常にかっこいいクロスバイクだ。
兄に買ってもらった自慢の相棒。
見た目だけじゃなく、乗り心地も素晴らしい。ぜんぜん疲れない。飛んでいるみたいな気持ちになれることもある。


途中で、リンゴと桃とパンを買った。
小さなボリュームで音楽を聴いていたけど、それも消して、夏の夕方の音を聴く。
もう夏の色も音も気配も、だいぶ薄まってしまった。


夏の終わりに冷やし中華を作ろうと思いながら家に帰る。
自転車を降りて携帯を見ると、メールが来ていた。「君たちとお酒が飲みたくなりました。」


すぐに新宿に向かう。冷やし中華はおあずけだ。
久しぶりの3人。


結婚せーへんの?と訊かれる。
ねぇねぇ、好きな人と一緒に暮らしたいって思う?と訊いてみる。
一緒に生きることと一緒に暮らすことって、やっぱセットなんかな?
うだうだうだ・・



帰り道、「自由と共生」という壮大なテーマが浮かんだ。
自由でいながら一緒に生きる。




私みたいな考えのオンナって、少ないと思うよ。と言ったら、
間違いない。と言われた。


間違いない。