眼の誕生日


知ってる人に、「はじめまして」

知らない人には「ひさしぶり」




誰かと紡いだ過去がある。

それが童話になり、本棚に仕舞われた。今日のこと

もうわたくしごとでない、そのストーリーたち


思い出す過去には、じつはなんの意味もない。
今朝見た夢とおなじ





知ってる人も、知らない人も、そんな違いはほんとはなくて、

わたしはまだ、誰のことも知らない。

そうか、わたしはまだ誰のことも!




未知のすべての、すべての未知へ


生まれたての気持ち
今日はわたしの眼の誕生日



すべてに出会いなおすような




はじめまして、世界