大序曲
仕事、仕事。
仕事をどうするか、を考えてると、あっこれは作曲してるみたいと思った。
いま、働くことがなかなか楽しい。
結果だけじゃなくて、社内の人間関係とか、お客さんとの信頼関係とか、
いまの仕事に対する自分なりの考えが深まってきて、
だけど、絶対長くは働けない。ともわかってる。
ちょっとハードすぎだし、これはわたしの一生を賭けてやっていくことじゃない。
どこで、いつ終えるか。
を考えていると、いま自分が交響曲を書いてるような気になってくる。
どんな風に終えよう。
この曲をどんな風に締めようかしら。
いま確実にクレッシェンドが続いていて、乗っていて、
これはもう明らかに、今まででいちばんの盛り上がりどころを迎えつつある。
そうだ、この曲は、この感じは、チャイコフスキーの大序曲「1812年」のようだ。
大序曲。
激しく、大盛り上がりだけど、これはわたしの大人としての序曲だ。
さて、いつトランペットを鳴らそう。
いつ、大砲を撃とう。
それはきっと、わたしが決めていいんだ。
わたししか、決められない。