2010-01-01から1年間の記事一覧

芸術

絵画、音楽、詩、物語、芝居、写真、あらゆる芸術作品の、もしそれが作り手のただの自己表現なら、私の心には響かない。 絵を見て、心に映るのは日常の些細なこと。 見逃しそうなものの中にある美しさ、儚さを拾う。 感動するのは絵そのものでなく、そこから…

音楽が鳴る、時間のない空間に立ち会う

たとえばこういう瞬間、音楽が鳴る。どんな音楽? うまく言えない。 いわゆる音楽ではないかもしれない。旋律はない。 和音かどうか、わからない。 オーケストラのような複雑さでもなく ただ鳴り響く音楽 一瞬のようで、ずっと響いていて時間と切り離される

開放

恵子の家にあったほうが生きるから、と授かったのはセンチメンタルな旅・冬の旅という写真集で、私がずっと欲しかったものだった。御茶ノ水から総武線に乗る。三鷹までの帰り。 座れずに立ったままで、待ちきれないので赤い表紙をめくった。 吉祥寺で本を閉…

あっ

阿佐ヶ谷から乗った東西線向かいに、私たちが座っていた。

秋葉原ここで感じる空の圧倒的存在感は独特 私、声で売ってるんやなぁと思った。声で抱いてるみたいな、そんな気持ち

ようやく私も

お母さんにようには生きない。 お姉ちゃんのようにも生きない。どんな友人とも違う、私の生き方。雑誌にも載ってない。テレビでもやってくれない。インターネットでも検索できない。 だったら自分でやってくしかない。 青写真を修正、修正、修正、、、、 消…

宇宙くらい

人の身体には、さわったりなでたり、握ったり包んだり、叩いたり穴につっこんだりしても絶対にたどり着けない場所がある。 同じように、どれだけ時間をかけても丁寧に話を聴いても、怒ってもすねても笑かしてもどんなに気の利いた返しをしても、絶対に聴けな…

車窓

過ぎてゆく

ひとり

死ぬときは、ひとりもちろん、私も

inside

音楽という乗り物

きのうの昼過ぎにジャズを聴いてから、ずーっと音楽に乗り続けている。今朝はジャズピアノで始まり、昼はロックを聞きながら焼きそばを作った。 夜。キクチさんのお店でおしゃべりしながらも不思議なノリのいいBGMに乗り続け、駅まで見送った後は電気グルー…

手紙

数年前の誕生日の数ヶ月前、「何がほしい?」と訊かれ、「手紙」と即答したことがある。 その気持ちは今も変わらない。 私がもらって一番嬉しいものは手紙だ。ときに文字は、声よりもその人を伝える。 「生きている」と感じさせてくれる。 今日、遅くに家に…

あさって、帰ってくる。1週間ほど前にきたメールに「冗談みたいなことばかり起こっています」とあった。 それだけ。詳細不明。もはや全くわからない。 私にできることは早く起きること。 何を言われても倒れないようにすること。 さーなんでも言ってこいや…

3年目

とにかく3年働いてみろ、とよく言われるけど、たしかにそうだなと思う。 3年目って、なんか違う。 働き方のツボ、コツのようなものがわかってくる。 ぐっとスムーズになる感じ。 1年目はとにかく大混乱。いろんなことに整理がつかず、ついていくので精一…

自由と共生

夕方、自転車で近所をサイクリング。 昼間よりも風が涼しく、気持ちがいい。私の自転車は、ビアンキという非常にかっこいいクロスバイクだ。 兄に買ってもらった自慢の相棒。 見た目だけじゃなく、乗り心地も素晴らしい。ぜんぜん疲れない。飛んでいるみたい…

ひとり暮らし

きのうの夜。 武蔵小金井に住む会社の後輩と電車に乗った帰り道。「新宿からならすぐ帰れるねーよかったよかったー」と言って、そのセリフに自分で戸惑った。 そうか。私は東京に住んでいるのだ。 新宿からすぐ帰れるとこに住んでいる。 東京で暮らすように…

旅先より

ポストを開けるときは、やはりいつも少しそわそわする。友だちからの手紙。 (でもまだお返事書けてないからきてないよな…)誰かからの突然の手紙。 (うーん、そんな人いないか…)母からの便り。 (でもなんとなく当分来なさそう) そんなこんな、誰からも来る見…

春咲小紅

ひとつだけ

幸せな恋人たちが増えれば、もっと幸せな世の中になると思う。

私はいま、

あなたはどこにいますか? 私はいま、日本です。

母の補足

夜。 土曜だし、どうせ広告しかないよなぁと思いながらポストを開けると、広告の中に一通の封筒があった。母からだった。 色んなことが頭を駆け巡る。 なぜ、手紙…?葉書はあっても、手紙が送られてきたことは今まで一度もなかった。 電話ではいけない用件な…

スケール

夜行バスで新宿に戻る。 バスで眠り、深夜に目覚めて「新宿行き」という掲示を見ると、ふいに自分の現実を掴めなくなる。 どこに住んでいて、どこからどこに向かっているのか。実際、西宮も三鷹も、どっちがホームタウンだか分からない。 どちらに対して「帰…

スケールといっても

さて、私が広げようとしているものは。地理的スケール 文化的スケール 歴史的スケールなのかなぁと思う。私はあまりに物を知らない。 まだまだ全然知らない。食わず嫌い、見ず嫌い、読まず嫌いのクセとさよなら! ムダになっても構わないと覚悟し(ここがポイ…

夫婦について

実家は南北に風がよく通るので気持ちがいい。 風の通る場所に椅子を置いて、台所でゆったり片付けをする母と話す。 熟年離婚て社会問題だねぇ。と私。 「お父さんとピンチになったこと、ないの?」 「ないですね。今も協力して生きてるものね。」コツは、言…

自分が乗るのは簡単。 自分が楽しむのも大事。 でも、人を乗せられる、楽しませられるかどうかは必ずしもイコールではなくて、そういう人がやっぱりとっても魅力的だと思う。 このベース聴いて、身体動かない人っているんだろうか・・

体験

家族に「愛してる」とは言わない。友だちにも「愛してる」と言わない。あの人に「愛してる」と言っても、言ってしまうとずれていく。 言ったそばから「違う」と言ってしまう。 こんな5文字には置き換えられない。 会うと、思い出すと、とにかく溢れるものが…

細野晴臣‘終りの季節’ 朝焼けが 燃えているので 窓から 招き入れると 笑いながら 入り込んできて 暗い顔を 紅く染める それで救われる気持

8月8日

8月8日 新たな始まり

表参道ブルース

とあるセミナーのため、青山にいく。終わったのが20時半すぎで、ごはんをどうしようか考えた。 まぁせっかくやし、よーし表参道いくかと腹をくくり、向かう。 メインストリートを歩く。気分だけ味わって、ちょっと路地へ。 そしたらふいに全然知らない通り…